さいみょうじ
西明寺
(高雄)
全山を包み込む紅葉の山寺
西明寺は、天長年間に空海の高弟・智泉が創建した真言宗大覚寺派の寺院。神護寺の別院として開いたのが始まりで、1290年に後宇多天皇より寺名を賜り神護寺から独立した。神護寺や高山寺とともに三尾の紅葉名所として知られ、シーズンには山の中腹に位置する境内が燃えるような紅葉に包まれる。また、本尊・釈迦如来立像(重文)や千手観音立像(重文)などの仏像も見所で、使ったお金が倍になって帰ってくるという「倍返りお守り」も人気。春には裏山の斜面を埋め尽くすミツバツツジの群生も楽しめる。
◆◆Attention◆◆
参道は石段になっているため、歩きやすい靴が望ましい。