しおよしけん
塩芳軒
(西陣)
名店の味と伝統を受け継ぐ和菓子の老舗
1882年に日本の饅頭の始祖・林浄因の流れを汲む和菓子店から、暖簾わけして創業した塩芳軒。長のれんの掛かった風格ある佇まいの店内では、最高級丹波大納言小豆や厳選した和三盆など、上質な素材を使った和菓子を作り続けている。天正の文字が入った饅頭「聚楽」(162円)は、香ばしい香りの生地でしっとりとしたこし餡を包んだ、創業時から名物商品。また、丸い和三盆が口の中で雪のように溶ける「雪まろげ」(864円)や、三段の菓子たんすに落雁や飴を詰めた「千代たんす」(3,024円)など、色とりどりの美しい干菓子を扱っており、1個86円~バラで購入できるものもある。他にも「季節の蒸菓子」と呼んでいる日替わりの生菓子(432円~)も人気で、繊細で上品な甘さを楽しむことができる。
◆◆Attention◆◆
「季節の蒸菓子」は昼過ぎに売り切れるものもあるため、あらかじめ予約をしておくか、早めの来店がおすすめ。