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花山稲荷神社

かざんいなりじんじゃ

花山稲荷神社

(醍醐)

大石内蔵助三条宗近ゆかりの地

花山稲荷神社は、903年に醍醐天皇の勅命により創建された神社。『醍醐天皇がこの地を訪れた際、夢に宇迦之御魂大神が現れ「私を花山の地に祀れば、永く国民と国土を護る」という御神託があった』ことが起源とされている。山科に隠棲していた大石内蔵助が度々参詣していたゆかりの神社として知られ、内蔵助が寄進した鳥居や、同志に血判をさせる際に使用した石などが残されている。また、名刀工三条宗近にもゆかりがあり、祈願したと伝わる摂社・達光宮や、名刀・小狐丸を鍛えた跡地である稲荷塚などがある。

花山稲荷神社の主な見所

花山稲荷神社の本殿

本殿

裏には大石内蔵助寄進の鳥居も

祭神の宇迦之御魂大神神大市比売大神大土御祖大神を祀る建物。大石内蔵助の義兄・進藤源四郎の寄進によって建立され、2003年の本殿改修工事の際に発見された棟札には、「元禄十四年(1701年)二月十一日、施主浅野長矩家臣進藤源四郎俊弐」などと記されていた。また、本殿の裏には大石内蔵助が寄進した木製鳥居が立て掛けてある。

花山稲荷神社

花山稲荷神社の達光宮

達光宮

名刀・小狐丸の伝説が残る

市杵島比売大神金山比古大神金山比売大神天目一筒大神の四柱を祀る境内摂社金山比古大神金山比売大神は金属と鍛冶精錬、天目一筒大神を神格化した神として信仰されており、『名剣を打つよう勅命を受けた三条宗近がここで祈願すると、三人の童子が現れて刀作りに協力し、完成すると姿が消えた。これを稲荷大神の御加護と思った宗近は、刀に「小狐丸」と名付けた』という逸話が残されている。

花山稲荷神社の断食石・血判石

断食石・血判石

大石内蔵助ゆかりの2つの石

断食石は、内蔵助が座って断食をし、仇討ちのために沈思黙考したと伝わる石。もとは境内裏の藪中にあった10畳ほどの巨岩で、明治時代に耕作の邪魔になるということで爆破された。その際、大石内蔵助の言い伝えが忘れられるのを惜しんだ神主が、最も大きな破片を境内に移したといわれている。血判石は、内蔵助が同志の心底を試すために、この上で血判をさせたと伝わる石。

花山稲荷神社の季節の花の見頃

3月下旬~4月上旬

花山稲荷神社の桜

参道のソメイヨシノのトンネルは美しく、静かに楽しめる穴場。本殿前の早咲きのシダレザクラは、おゆきという人が育てたことから「おゆき桜」と呼ばれている。

季節の花リンク

京都の桜 > 醍醐の桜 > 椥辻の桜

花山稲荷神社のピックアップポイント

ふいご祭(火焚祭)

の形に積まれた火焚串に注目

三条宗近の名刀・小狐丸の故事に因んだ祭り。火焚串の形に積んで焚くことから「ふいご祭」とも呼ばれている。最後は火中にみかんを投げ入れて焼き、このみかんを食べると風邪封じになるといわれている。みかんは拾って持ち帰ることができるが、熱いため軍手や火箸などのつかむ物が必要。

時期:11月の第2日曜日
詳細:公式HP

花山稲荷神社のふいご祭(火焚祭)

花山稲荷神社の基本情報

アクセス京都市営地下鉄東西線「椥辻駅」から京阪バス「17系統」乗車約6分、「花山稲荷」下車徒歩4分
JRまたは京都市営地下東西線「山科駅」または京阪電気鉄道京津線「京阪山科駅」から京阪バス「29A系統」乗車約14分、「射庭ノ上町」下車徒歩9分
住所〒607-8302 京都府京都市山科区西野山欠ノ上町65
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電話番号075-581-0329
定休日▼ 無休
拝観時間境内自由(社務所は7:00頃~18:00頃)
拝観料無料
所要時間(目安)15分程度
クレジットカード
駐車場あり(5台 ※無料)
ホームページ花山稲荷神社公式HP
備考

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