Photo by sanographix - flickr

蓮華寺

れんげじ

蓮華寺

(一乗寺・修学院)

鮮やかな額縁紅葉を楽しむ

蓮華寺は、1662年に今枝近義が祖父・重直の菩提を弔うために創建した天台宗の寺院。池泉観賞式庭園を中心とした境内はこぢんまりとしているが、色鮮やかな紅葉が楽しめる名所として知られる。中でも書院の柱を額縁に見立てた「額縁紅葉」は趣があり見事。新緑の時期は木々や地を覆う苔の緑が美しく、人が少ないのでゆっくりと過ごすことができる。

様々な文化人が関わった寺院

蓮華寺は元々、七条塩小路(現在の京都駅付近)の荒廃していた古寺を移築して創建された寺院。創建の際には、開基今枝近義と親交があったという石川丈山狩野探幽木下順庵隠元隆琦など、当時の文化人が協力したという記録が残されている。本堂や鐘楼堂、庭園は創建当時のままであり、文化人たちの残した貴重な文化遺産ともいえる。

蓮華寺の主な見所

テンカワ - Tri…

蓮華寺の石仏群

石仏群

死者を弔うために祀られた像

河原町通りの路面電車敷設工事の際に土中から掘り出された、約300体にも及ぶ大日如来の石像群。これらの像は、かつて河原町の鴨川沿いの河原が、戦災や天災による死者や刑死者を打ち捨てる遺棄葬の場であったため、そうした死者を弔うために安置されていたものと伝わる。中央には、地蔵菩薩像を配している。

sanographi…

蓮華寺の庭園

庭園

書院から鑑賞する池泉庭園

寛文年間に造園されたと伝わる池泉観賞式庭園。造営者には石川丈山小堀遠州の名が挙げられるが、詳細は不明。「水」の字の形に造られた池には亀島と鶴石、石橋、舟石が配されている。舟石は通常、浄土を表す対岸へ向かって出舟する形で配されるが、これは手前側へ入舟する形で配されており、「浄土の世界は現世にある」ということを表している。

蓮華寺の本堂

本堂

茶人たちに愛された灯籠も必見

1662年の創建時に建立された堂。本尊の釈迦如来坐像をはじめ、その左右には阿弥陀如来像、不動明王像を安置しているが、阿弥陀如来以外は厨子内に納められている(不動明王像は非公開)。天井にはかつて狩野探幽による龍図が描かれていたが明治期に失われ、その後1978年に仏師・西村公朝によって復元された。
本堂前には、すぼまったような六角形の笠が特徴的な、蓮華寺型灯籠が2基立っている。

蓮華寺の季節の花の見頃

10月上旬~10月中旬

蓮華寺のシュウメイギク

シュウメイギク

秋の訪れを感じさせるような趣ある紫と白い花を咲かせる。庭園や書院の周囲に見られ、同時期にはツワブキなども開花する。

11月中旬~11月下旬

蓮華寺の紅葉

紅葉

モミジやイチョウを中心に色とりどりの紅葉が境内を包む。書院から眺める庭園風景や、参道の散り紅葉は見事。

Photo by 西陣に住んでます

蓮華寺の基本情報

アクセス叡山電鉄叡山本線「三宅八幡駅」から徒歩10分
住所〒606-0065 京都府京都市左京区上高野八幡町1
地図 大きな地図を見る  周辺のスポットを探す
電話番号075-781-3494
定休日▼ 8月24日(午前中)
拝観時間9:00~17:00
拝観料大人400円、中学生以下無料
所要時間(目安)25分程度
クレジットカード
駐車場あり(6台 ※無料)
ホームページ蓮華寺(Wikipedia)
備考

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