ひがしほんがんじ
東本願寺
(京都駅周辺)
力強く美しい建築物の数々
東本願寺は、浄土真宗大谷派の本山。正式名称は真宗本廟だが、西本願寺と対にして、東本願寺やお東さんの名で親しまれている。境内には大迫力の御影堂や御影堂門をはじめ、壮麗で風格ある建築物が立ち並び、京都画壇を代表する日本画家の作品も多数納められている。また、東本願寺の法宝物などが並ぶギャラリー、限定品を購入できるショップも楽しめる。
西本願寺に対抗して創建
東本願寺は、西本願寺第11代宗主・顕如の長男である教如が創建した真宗寺院。教如は、石山戦争時の顕如との意見対立による義絶、豊臣秀吉からの隠退処分を経て、1602年に徳川家康の寄進により当寺を創建。親鸞を祀る廟堂として西本願寺に優位性を示すため真宗本廟と称し、対抗心から西本願寺とは真逆の配置で諸堂を建立した。以来教化に励み続け、幕末には兵火で全焼するも全国信徒の懇志により再建された。