りゅうほんじ
立本寺
(西陣)
境内を春色に染める桜の隠れた名所
立本寺は、日蓮宗京都八本山の一つで、日像が建立した妙顕寺を起源とする寺院。他宗の圧迫で破壊された妙顕寺の跡地に日実が寺を建て、後に立本寺と名付けられたのが始まりと伝わっている。広々とした境内は、堂宇を覆うように見事な桜が咲き誇る隠れた名所で、約30本のソメイヨシノやヤマザクラなどが境内を桜色に染め上げる。また、安産・子育ての御利益をもたらし「北野の鬼子母神さん」と呼ばれ親しまれる刹堂や、戦国武将・島左近の墓がある。宝永の大火後に立本寺を再興した第20世住職・日審の幽霊飴(子育て飴)伝説でも有名。
◆◆Attention◆◆
本堂や客殿・龍華苑(庭園)の拝観は、事前予約と別途拝観料が必要。